お風呂上がりの髪のお手入れ、特にドライヤー。人によっては10分ぐらいかかることもありますよね。
毎日お手入れをしていると髪の毛がもっと早く乾いたらいいのにって思う時ありますよね?
そこで今回は乾かし方のコツと髪を早く乾かすのに役立つ100均アイテムを簡単にまとめてご紹介します!
髪を乾かすとこんな良いことがある
実は、髪の毛は自然乾燥させるよりも、ドライヤーを使ってしっかり乾かす方が断然おすすめです。
濡れた髪は、キューティクルが開いてデリケートな状態です。このまま放っておくと、髪が傷みやすくなるだけでなく、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖し、ニオイやかゆみの原因にもなりかねません。ドライヤーで乾かすことで、髪へのダメージを防ぎ、頭皮を健やかに保つことができます。
また、ドライヤーでキューティクルをキュッと引き締めることで、髪に入れたトリートメントの栄養やヘアカラーの色が定着しやすくなり、美しさが長持ちします。
さらに、ドライヤーはスタイリングにも良い効果をもたらします。しっかり乾かすことで寝癖がつきにくくなり、朝のセットも楽になります。温風で乾かした後、すぐに冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、髪に自然なツヤが生まれる効果も期待できます。
このように、ドライヤーは単に髪を乾かすだけでなく、髪と頭皮の健康を守り、毎日のスタイリングを快適にするための、非常にメリットの多いアイテムなのです。
ドライヤーで髪を美しく仕上げる方法
「温風が髪を傷めるのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが重要なのは温度。
髪がダメージを受けるのは主に60℃以上の温度に長時間さらされた場合と言われています。
これは髪が濡れている状態だと、約60℃でタンパク質が熱変性を起こし始めるためです。
タンパク質の変性とは髪の主成分であるタンパク質の構造が変化し、枝毛や切れ毛の原因となる状態のことです。
ドライヤーは温度を守り正しい使い方をすれば髪を傷めるどころか生乾きによる雑菌の繁殖や、傷みやすくなっているキューティクルの開きっぱなしを防ぎ、髪を美しく保つための重要なツールとなります。
一般的な美しく髪を乾かす手順はこちら
まずはタオルドライでしっかり水気を取る
髪の毛をタオルでゴシゴシと擦ってしまうと傷みの原因になるため、タオルで髪全体を包み込み根本の水気を吸い取るように小さく揺らしながら水分を吸い取りましょう。
髪の長い部分はタオルで挟んで抑えるように拭き取りましょう。
ここでしっかり水分を抜くことで、ドライヤーを使う時間を短縮でき、髪への負担を最小限に抑えられます。
ドライヤーは強温風で根元から乾かす
髪の毛の中で最も乾きにくいのは根元です。効率良く髪を乾かすには、まず強温風で根元から集中的に乾かすのがポイントです。根元が乾けば、毛先も自然と乾いていくので、効率的に全体の乾燥が進みます。
ドライヤーは髪から10〜20cmほど離し、同じ場所に熱が集中しないよう、満遍なく色々な場所に風を当てましょう。こうすることで、髪全体をムラなく、素早く乾かすことができます。
弱温風でスタイリングを整える
髪全体が乾いてきたら、弱温風に切り替えて好きな形にスタイリングしていきましょう。ドライヤーによっては、「セットモード」や「ブローモード」と表示されている場合もあります。弱温風は熱がマイルドなので、焦らずゆっくりと髪を整えます。
冷風で仕上げてスタイルを固定
髪型が決まったら、最後に冷風を当ててスタイルを固定します。冷風で髪を冷やすことで、開いていたキューティクルがしっかりと閉じ、髪のうるおいを閉じ込めて保護する効果があります。これにより、髪にツヤが出て、美しい状態を長くキープできます。
髪を簡単に早く乾かす100均グッズ
100円ショップの品揃えは店舗によってバラつきがありますよね。そこで今回は、ダイソーネットストアで確実に購入できる商品を中心に、髪を早く乾かすための優秀なグッズを選んでみました。
ご紹介したアイテムは、どれもドライヤー時間を短縮するのに役立つものばかりなので、きっと満足いただけるはずです!
ヘアタオル各種
髪の水分を効率よく吸い取り、ドライヤーの時間を大幅に短縮してくれるのが「吸水性の高いヘアタオル」です。マイクロファイバー製や吸水速乾素材のものなど、さまざまなタイプがあります。
ゴシゴシこすらずに水分をふき取れるため、髪へのダメージを抑えられるのも嬉しいポイント。使いやすさやサイズ感など、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
使い方は簡単でシャンプー後に髪を絞って装着するだけ。




ちなみに毛量にもよりますがターバンタイプはショートヘアー、ヘアキャップはショート・ミディアムがおすすめです。
ロングヘアーにおすすめはないの?と思われるかも方もいらっしゃいますよね。
100円ショップのヘアタオルはコスパが良く性能もなかなか良いです。
ただし100円という価格ゆえ、サイズが小さめな場合が多く髪の毛が多い方やロングヘアの方にはやや物足りないこともあります。
そんなときは、2枚(または3枚)使いがおすすめ。
たとえば、シャンプー後に1枚で髪を包み、お風呂から出たあとに新しいタオルで巻き直す。そしてその間に体を拭けば、体を拭き終わるころにはちょうど髪の水分も取れています。
ヘアドライ手袋
タオルドライの後にドライヤーと一緒に使うアイテムです。
ドライヤーを持つ手と反対の手に装着することで、ドライヤーの熱から手を守りながら、髪の水分をより拭き取ることができます。
身体についた水分も拭き取れるので、お風呂上がりに大活躍。

ドライヤーハンズフリーホルダー
こちらは100円商品ではありませんが500円で手に入る便利なアイテムです。

ドライヤーを固定するアイテムで両手を使って髪を乾かせます。
これがめちゃくちゃ便利がいいんです。
手が重たくないので手が疲れずに頭皮部分に空気を送ることができるので時短で髪を乾かせます。
ヘアドライ手袋や乾きやすいブローブラシと組み合わせればより早く乾かせますよ。
更に便利な点は自分だけでなくお子さんやペットを乾かす際にも便利。
両手でブラシやタオルが使えるようになるので子供やペットに集中することもできます。
また接続部分がアジャスタータイプなので、外出時にミニファンや軽量の傘を机に固定するといった使い方も可能です。

【注意点】
- 耐荷重は約1.8kg、固定できる場所の最大サイズは約6cmです(この記事を書いた時点)。
- 設置する机などは安定性があるものを選びましょう。
これらの注意点はあるものの両手が使えるメリットは大きく非常に便利なアイテムです。
乾きやすいブローブラシ
クシの隙間が多く、ドライヤーの風がよく通るように設計されたブラシです。
髪の毛を効率よく乾かすことができます。
より魅力的なのはクシの裏側が取り外せて、クシに溜まった髪の毛を掻き出すための掃除ブラシが内蔵されている点です。
長い間ダイソーの「乾きやすいブローブラシ」使ってたんだけど、今日初めて掃除ブラシも内蔵していたの気付いた!!あなたチューブありがとう!! pic.twitter.com/g3Uc5IiEHP
— ヒナ子@人間になりたい… (@hinazou0207) April 5, 2025
ダイソー「乾きやすいブローブラシ」の種類と価格(ダイソーネットストアより)
- 100円商品:
- 16.2cm×6.1cm
- 22.8cm×8cm
- 折りたたみタイプ
- 200円商品:
- 16.2cm×6.1cm(豚毛付)
- 300円商品:
- 22.8cm×8cm(豚毛付)
豚毛は硬さがちょうど良く髪や頭皮への刺激が少ない上、艶が出る効果も期待できると言われています。

100均以外のグッズも組み合わせてさらに速乾!
100円グッズは手軽で魅力的なものが多いですが、すべての効率的な商品を網羅しているわけではありません。本気で髪を速乾したい方のために、他にも様々な速乾アイテムがあります。
速乾タオル(長髪向け)
100円ショップでは見かけないロングタイプのヘアキャップ。
ロングヘアでも髪全体を優しく包み込むことができます(もちろんショートヘアにも使えます)。
これらのタイプは吸水性の高い素材で作られており、濡れた髪をしっかりホールドしながら水分を吸収します。
髪をタオルの中に巻き付けて頭の前や後ろに固定する形で使用します。
様々なメーカーが出しており価格のだいたいの目安は1,000円前後です。


速乾スプレー
速乾スプレーはその名の通り、髪の毛を乾かす時間を短縮するために作られたアイテムです。
主に髪の表面の水分を素早く蒸発させる成分やドライヤーの熱効率を高める成分が配合されています。
美髪成分や寝癖になりにくい成分などがプラスされているものも多くでていて髪のお手入れまで簡単にすることができます。
様々なメーカーが出しており価格の目安は1,000円〜3000円です。
速乾シャンプー速乾トリートメント
髪の毛が早く乾くように工夫されたシャンプーやトリートメントです。
主にドライヤーと組み合わせることを前提に作られています。
これらの製品には髪の水分をはじきやすくする成分や、泡切れ・水切れの良さ、髪の絡まりを抑えて風通しを良くする成分などが配合されており、結果として髪が乾く時間を短縮することができます。
製品や値段(目安)はこちらになります。


また、速乾シャンプーとは少し異なりますが、「ドライシャンプー」というアイテムも存在します。
こちらは水やお湯を使わずに、髪や頭皮のベタつきやニオイを抑えることができる便利な製品です。
スプレータイプやパウダータイプが主流で、髪の根元に直接塗布して使用します。
ドライシャンプーの主な成分には、皮脂や汚れを吸着するパウダー(例:コーンスターチ、米デンプン、シリカなど)、揮発性のアルコール、そして香料が含まれています。
速乾とは少し異なりますが、水を使わないという点で、シャンプー時間の大幅な短縮を可能にしたアイテムです。
速乾ドライヤ
速乾ドライヤーは、短い時間で髪を乾かす機能に特化したドライヤーです。
ただ速いだけでなく、機能性、髪への潤い、そして価格といった特徴も持ち合わせています。
おすすめドライヤーは、
SALONIA スピーディーイオンドライヤー 価格目安6000円弱
ドライヤーの風量は1.3㎥/分が一般的なところ、大風量2.3 m³/分でドライ時間は約30%短縮!軽量(約495 g)で持ちやすく、ノーマル&セットモード付き。
Panasonic イオニティシリーズ 大風量タイプ 価格目安5000円〜10000円
速乾性を保ちつつ、マイナスイオンで髪を保護。サラサラな仕上がりで静電気も抑えます。5000円強から買えるのも魅力的。
Dyson Supersonic Nural™ Shine 価格目安40000前後
大風量による速乾性に加え、風温を自動で約55度に調整する機能を搭載。これにより、髪や頭皮への熱ダメージを抑えながら、やさしく乾かすことができます。さらに、「艶出しツール」(ブラシ型アタッチメント)を装着すると、髪をとかすだけで風が髪の流れに沿って送り出され、サロン級のまとまりと自然なツヤを簡単に実現できます。
風量だけでみるとSALONIAとDysonがトップクラスに大きく、早く髪を乾かすことができるでしょう。
髪を簡単に早く乾かす100均グッズまとめ
今回はダイソーで手に入る髪を早く乾かすための100均グッズと、100円以外で購入できる速乾グッズをご紹介しました。
これらのグッズはそれぞれを組み合わせて使うことで髪を乾かす時間を大きく短縮することができます。
これらグッズの中でドライヤー以外で特に効果的なのはドライヤー前にしっかりと水気を拭き取る「タオルドライ」です。物理的に水分を取り除くこの工程が乾くまでの時間と大きく関係します。
その次に速乾に効果的なのは「乾きやすいブローブラシ」です。
髪に隙間を作って風通しを良くすることで、乾燥効率が格段にアップします。
速乾スプレーや速乾シャンプーは速乾成分が髪を早く乾かすだけでなく、美髪効果や指通りの良さもプラスされるものが多いので、時間がかかりがちなお風呂上がりの美髪の時短ケアに最適です。
つまり「とにかく早く乾かしたい」という場合は、100均アイテムだけでも十分効果を感じられるでしょう。
100円ショップも値段以上のアイテムがたくさん揃っていますので、忙しい日のヘアケアにぜひ取り入れてみてくださいね。
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